+1℃ Column

パーティーシーズン到来!金色のミルクで “冷えとり”&二日酔い予防。普段の暮らしにスパイスを取り入れて+1℃習慣

2018.11.05

11月7日は立冬(りっとう)、いよいよ本格的な寒さの到来です。昼夜の寒暖差の激しいこの時期は、心身に不調が出やすい時期、冷えのつらさも一段と感じる頃です

そこで今回は、血行をよくして“冷えとり”にもつながるスパイス活用術をご紹介します。忘年会やクリスマスなどお酒を飲む機会も増える時期ですので、手軽に作れる体温めドリンクなど、風邪に負けない体づくりのためにもぜひ試してみてくださいね。

■4大温活スパイス「ジンジャー・シナモン・ターメリック・ガラムマサラ」

普段にもまして忙しいこの時期、冷え対策も手軽に続けられるものがいいですね。いつもの料理や飲みものにスパイスをプラスしてみましょう。風味や刺激も加わりおいしさもアップ、体の中から温まって一石二鳥です。

スパイスというと、カレーやエスニック料理のイメージが強いと思いますが、実は日本の食卓になじみのあるものも多いのです。温活のために気軽に取り入れられるスパイスを紹介しましょう。

ジンジャー(生姜):

体温め食材の代表選手。辛み成分の「ジンゲロール」は、熱を加えると「ショウガオール」という物質に変化、胃や腸の働きを活発にし、血行を促進。体の芯からポカポカと温めてくれます。鍋料理に使ってスープごと食べたり、すりおろしをミルクティーに入れたり、いろいろな使い方ができる万能スパイスです。

シナモン(桂皮):

ミイラづくりの防腐剤に使われたともいわれる世界で最も古いスパイス。消化促進、健胃、鎮痛、発汗などの作用があります。また、血行改善や毛細血管の保護にも役立つので、体温め効果の他美容の面でも期待できます。ヨーロッパのクリスマスマーケットにはシナモンを加えたホットワインが欠かせません。

ターメリック(ウコン):

インドカレーの黄金色のもとである色素「クルクミン」には、肝臓機能を強くする働きがあり、アルコール分解能力を高めます。また、健胃、消炎・鎮痛作用があり、お酒の前にとれば二日酔いしにくくなります。食物繊維が腸を適度に刺激して便通を改善。血流をよくする効果もあるので体の中から温めてくれます。

ガラムマサラ

3~10種のスパイスをブレンドしたミックススパイスの総称。「ガラム」はヒンディー語で「暑い・熱い」という意味があります。香りや風味づけに振りかけて使われることが多く、各家庭独自のブレンドがあります。主に使われるのはブラックペッパー、カルダモン、シナモン、クミンなど。チリペッパーで辛みを加えたものも。

■スパイスで体の中からホットに

スパイスは、料理のアクセントになるだけでなく漢方や医薬品の役割も果たします。いくら防寒対策をしていても、一度下がった体温は外の冷たい空気の中では上がりにくいもの。スパイスには体を内側から温める効果があるので、寒い時期の冷えとりにはピッタリです。

シードやホールなど本格的なものでなくても、パウダーや数種類ブレンドされたものもありますから、いつもの料理やドリンクに“チョイかけ“することから始めてみてはいかがでしょう。

 

最後に海外セレブの間で人気のゴールデンミルクの作り方を紹介します。温めた牛乳にターメリックを入れるだけという、いたって簡単なレシピですが、アーユルヴェーダの国インドでは風邪など体調不良のときによく飲まれています。カフェインを含まないので、夜寝る前に飲んでも安心、お酒を飲む前に飲めば胃腸の準備にもなります。

■黄金色で心も癒されるゴールデンミルクの作り方

【材料(2人分)】 ターメリック:小さじ1/2  水:小さじ1 牛乳:2カップ

【作り方】 小鍋にターメリックと水を入れて中火でペースト状になるまで練り混ぜる。牛乳を少しずつ加えて溶き混ぜ、沸騰したらすぐに火を止める。

*ウコンの色素は脂溶性なので、水の代わりにギー(バターの不純物を取り除いた純粋な油分)やバターを使えば、さらに色鮮やかに仕上がります。

*甘みはお好みで。

体の芯から温めてくれるゴールデンミルク、冷えを感じたときにぜひ試してみてくださいね。

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