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深部体温上昇に4倍の開き! レッスン後、平均で1.22℃も上昇しました。【マグマスパスタジオでのレッスンがもたらした驚きの変化】

2018.08.02

常温で行ったレッスンとマグマスタジオで行ったレッスン、それぞれ実施前後の体温測定の結果、体温上昇に大きな差が出ることが確認されました。外界の影響を受けにくい直腸温が5名平均で1.22℃上昇したのです。

◆全身の血流もアップして、気になる冷えも解消!

下のサーモグラフィー画像は、左から常温レッスン前→常温レッスン後→マグマレッスン後です。

こちらのIさんは、四肢末梢に比べてお腹周りの温度が低い「内臓冷え」の傾向がありましたが、マグマ下ではお腹周りの温度が、大幅に上昇していることがみてとれます。

以下、主な検査結果から、カラダの変化について説明していきます。

体温の変化

上のグラフは、レッスン前と後で体温がどのくらい上昇したのかを示したものです。直腸温は平均で、常温では0.31℃、マグマでは1.22℃上昇しました。マグマ下で行った方が、平均で約4倍も深部体温が高いという結果でした。

鼓膜温がレッスン後に低下しているのは、顔周りが発汗することによる「蒸散熱」の影響を受けているからですが、マグマ下では0.96℃(平均)上昇しました。

腋窩温も、常温レッスンでは発汗の影響で低下しますが、マグマレッスンの前後では、同様に発汗はありながらも0.58℃上昇しており、体が温まっていることを示しています。

血圧・脈拍の変化

レッスン前後の血圧・脈拍の測定結果が上のグラフです。拡張期血圧および収縮期血圧の平均値は、いずれもレッスン後に低下傾向を示しており、血管が拡張したことがわかります。

脈拍は、常温レッスンでもマグマレッスンでも増加しますが、常温レッスンに比べるとマグマレッスン後でより増加が維持されています。このことから、レッスン後も体内の体温が高い状態がしばらく続くため、血流のよい状態が維持されると推察されます。

そのほかに、

・エネルギー代謝を活発化させる、酸素の取り込みが約3倍アップ

・脂肪燃焼効率が約2倍アップ

・発汗効率が約8倍アップ

などの結果が得られました。マグマ下のレッスンでは、皮脂腺も開くためデトックス効果が高くなるのです。ただし、血液中の水分も減少しますので、レッスン中は十分な水分摂取を行なってください。*血液中の水分量は、ブドウ糖を含んだスポーツドリンクの方が保持されます。

尿検査で、活性酸素によるDNAの酸化の状態を反映するマーカーである「8-OHdG」の量を調べてみました。「8-OHdG」は運動により上昇することが知られていますが、常温とマグマのいずれもレッスン後に増加して、平均値に差はみられませんでした。尿のpHも、レッスン後にいずれも低下しましたが、大きく酸性に傾くということはありませんでした。

これらのことから、マグマ下でのレッスンは、常温下に比べて運動効率が高いのに酸化ストレスは常温と変わらない(8-OHdGの変化値が変わらない)ということがいえます。

マグマレッスン後は、皆さん一様に「気持ちよかった~」といわれました。レッスンをやり遂げた充実感に加えて、富士山溶岩の遠赤外線のもたらすリラックス効果が、心地よい体感をもたらしたのではないでしょうか。

*モニターテストの概要は【レッスン前後でカラダはどう変化する!5人のモニターさんの変化を観察・測定】でご紹介しています。

◎ドクタープロフィール

奴久妻 智代子(ぬくづまちよこ)先生 医学博士・獣医師

2000年より、温熱療法の全身温熱療法の基礎研究に従事。深部体温の制御性、効率性、および安全性に優れた加温機器の開発や、さまざまな加温法による効果と安全性などを研究している。詳しくは下記サイトをご覧ください。

http://thermo-cc.com/readme/staff_nukuzuma.html

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