冷えは不調のサイン。若いからまだ冷えなんて関係ないと思っていたり、なんとなく手足が冷たい感じがしても、冬だから、エアコンがきいているから……と、見過ごしたりしていると、将来慢性化して思いがけないトラブルを引き起こすこともあります。
こちらでは、学会でも認められている『寺澤変法』という冷え症チェック法を使って、あなたの「冷え症度」を判定していきます。
ダウンロードはこちら→冷え性チェックシート
いくつ☑がつきましたか?
「冷え症診断の」重要な項目とされる下記の項目のうち、A項目が2つ以上、またはA項目1+B項目で2つ以上に☑がついた人は「冷え性」と判断できます。
A項目(重要6項目)
1.他の多くの人に比べて“寒がり”の性分だと思う
3.腰や手足、あるいは体の一部に冷えがあってつらい
7.冷房の効いているところは体が冷えてつらい
11.手足が他の多くの人より冷たい方だと思う
20.夏でも手足が冷えることがある
24.とくに冬には足が冷たくて寝つけないことがある
B項目(参考7項目)
2.体自体が冷えてつらいことがある
4.足が冷えるので夏でも厚いくつ下をはいている
6.冬は冷えるので電気毛布や電気敷布、カイロなどをいつも使用している
8.「冷え」のつらさはここ数年続いている
15.冬とか寒い日などはトイレがとても近くなる
17.他の人よりも自分の顔色は青白い方だと思う
22.たえず手足に冷えを感じる
自分では感じていない人も、☑項目の少なかった「予備軍」の人も、これ以上ひどくなるとさまざまなトラブルの原因になりますので、改善に向けて早めに対策することをおすすめします。
*このチェックシートは以下の参考文献に基づいています。
・寺澤捷年、漢方医学における「冷え症」の認識とその治療(1987年)生薬学雑誌、Vol. 41、p85-96.
・坂口俊二ら、「冷え症」の定義の明確化に向けて―「冷え症」調査用問診票(寺澤変法)の有用性の検討―(1998年)関西鍼灸短期大学年報、Vol. 13、p58-63.
・物部博文、心理学的手法による冷え性定量化の提案~冷え性傾向尺度の作成と関連要因の検討~(2009年)日本生理人類学会誌、Vol. 14、p43-50.