+1℃ Column

外は猛暑、部屋の中は極寒・・・冷え性女子には過酷な日本の夏。 +1℃習慣で「夏の冷え」を乗りきりましょう。

2019.07.25

梅雨が明ければ、気温もぐんぐん上がって猛暑に突入。熱中症も気になりますが、真夏の時期でも、手足の冷えに悩む人がいます。屋内と屋外の温度変化に体が対応できていないこと、血の巡りが滞り末端まで温かい血液が行きわたらないこと、などが原因の冷えです。

今回は、女性にとってはときに厳しい「さむい!夏」を乗りきり、冷えない体を作る+1℃習慣ついてご紹介していきます。

■気温40度超えもふつうになってしまった日本の夏

ここ数年、記録的な猛暑で40度前後の気温が各地で観測されています。予測不能な「異常気象」は、日本に限らず、世界中でさまざまな現象を引き起こしています。もう、異常であることが当たり前のようになってきました。そんな暑い季節に対応するために、当然のように使われている冷房、これが夏の冷えを引き起こしているのです。

【外はジリジリ暑い、中はジンジン寒い】

通勤中の車内やオフィスなど、冷房が効きすぎているなと感じます。コンビニやスーパーなどでも、キンキンに冷えていることが多いもの。長時間そこで過ごせば、体は芯まで冷えてしまいます。

【食べたり飲んだりでお腹は冷え冷え】

アイスクリームやかき氷は一服の清涼剤。仕事終わりには冷たいビールが欠かせない。という人も多いことでしょう。しかし、これらは冷えの元凶、内臓を一気に冷やしてしまいます。

【血の巡りは末端まで行きわたらない】

寒さを感じると、体は体温を維持しようとし、血管は収縮します。大切な臓器を守るために「熱を中心に集めよう」とするので、手足の末端が冷えやすくなります。

■夏だけ冷えるという人も

冷えというと冬の悩みと思われがちですが、「夏も冬も」、「夏だけ」冷えるという人も多いのが現実です。「夏型冷え」の人は、屋内と屋外の温度差に対処できていないことが多く、お腹の調子をこわすことも多いのです。冷えてお腹の血流が悪くなると胃腸の働きが低下し、便秘や下痢になります。冷えて血の巡りが悪くなると、体はこわばりさらに冷えるという悪循環に。

女性は男性に比べ筋肉量が少なく、脂肪が多いため、冷えると元に戻りにくいもの。冷え予防のためにも、エコのためにも、冷房の設定温度見直してみましょう。

自分の冷えのタイプがわからないという人は、「冷えのタイプ別特徴と見分けるポイント」でチェックしてみるとよいでしょう。

 

■夏の冷えを乗りきる+1℃「冷えとり」習慣

冷えを解消するには、体を冷やさないことに加え、体を温め、熱を作れる体にすることがポイント。夏の生活に入り込んだ冷えぐせを、ちょっと意識して+1℃習慣に変えていきましょう。

飲み物は常温

冷たい飲みものは、内側から体を冷やします。冷房の効いた部屋で冷たいものを飲んでは、中から外から冷えてしまいます。夏にだるさを感じやすい人は、内臓が冷えて働きが鈍っている可能性も。飲み物は常温か温かいものを選ぶようにしましょう。仕事終わりの「とりあえず生」はリラックスのためにはOK!でも1杯だけにして、次は常温のワインや日本酒に。

夏でも鍋・スープ

温かい食べものは、熱を直接取り込めるので冷えとりにはもってこい!鍋料理やスープ、汁ごと食べる蒸し料理などは作るのも簡単だし、いろいろな栄養素が摂れるのでおすすめ。体を冷やすといわれている夏野菜も、加熱すれば作用が弱まります。薬味やたれに、生姜やネギ、ニンニク、唐辛子、豆板醤などの温め食材を使えばさらにパワーアップします。

赤身の肉で鉄分補給

肉類に多いたんぱく質は、筋肉を作り血行をよくしたり、脂肪を燃焼しやすくしたりします。ダイエット中はカロリーを気にして肉類を控えがちですが、筋肉量が減って代謝の悪い「冷え太り」になることもありますので、適度に肉を摂りましょう。中でも鉄の含まれる赤身の肉は、血行不良による冷えの改善には効果的。造血作用があり、体を温めることにもつながります。

今日から始められる夏冷え対策をご紹介しました。毎日の習慣にして、+1℃を目指してくださいね。

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