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本格的な冬のはじまり。温活ポイントを押さえて、着ぶくれずスマートに防寒!

2017.11.02

11/7は二十四節季のひとつ「立冬」です。読んで字のごとく本格的な冬のはじまりです。気温が下がってくると、体の機能や代謝もスローダウンしてきますので、熱エネルギーの産生も弱まり、また、血液の循環も悪くなりがちで、いっそう冷えを感じる季節です。

以前ご紹介したように、「人は暑さよりも寒さに適合しにくい生き物」ですから、冷えてしまった体を温めるのは大変!かしこく防寒して、熱を外に逃がさないようにすることが大切です。

しかし、寒いからとあれもこれも重ねて着ては、着ぶくれして動作も鈍くなりますし、暖房のきいた部屋に入ったときなど、脱ぎ着できずに大汗をかいてしまった、などということになりかねません。温活のポイントを押さえて、軽・あったかファッションでスマートに防寒しましょう。

■空気の層を作って保温

静止した空気は熱を伝えにくく、動いている空気は熱を逃がしやすいという性質があります。ですから、服の中に動かない空気をためることができれば、熱が逃げていくのを防げるのです。まずは隙間をふさぐこと、襟元や袖口など、しっかり覆って熱を閉じ込めましょう。また、ぴったりフィットしていれば温かいと思われがちですが、しめつけ過ぎも血流の低下を招き、冷え性を悪化させる原因になりますので、程よい空気の層ができるものを選んでください。

■3つの首を温める

3つの首とは、「首・手首・足首」。なぜこの3つが大事かというと、血液を運ぶ大きな血管が皮ふの近くを通っていて冷えやすいからなのです。また、動かす部分なので衣服との隙間ができやすく、冷気が侵入するところでもあります。マフラーや手袋、レッグウォーマーなどでしっかりと覆いましょう。レッグウォーマーや靴下は、たるませた方が中に空気がたまるので保温効果がアップします。

■直接熱が逃げていく足の裏

見落としがちなのが足の裏、床や地面と直接接する足の裏は、熱が逃げやすい部位なのです。厚めの靴下をはく、靴には中敷きを入れるなど、空気の層を意識してみてください。ただし、ここでもしめつけ過ぎは厳禁です。

大きな面積の部位、例えば太ももや背中なども熱が逃げやすい部位です。スポーツ観戦や屋外での作業のときなどは、プラス1枚をこころがけてください。またカイロなどで熱を補ってやるのも有効です。

防寒は冷え性の根本的な改善とはいえませんが、身体が冷え切ってしまう前に、スマートに温活、続けてください。

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